(過去ログ07-08より)

 

(ログ07より) それさえもおそらくは平凡な日々  <kei 他>

(ログ07より) ハチミツより甘いよ!  <いくり>

(ログ08より) り○ぷーるじゅうじぐん♪  <せお 他>

(ログ08より) 赤い花  <いくり>

(ログ08より) Datura metel L.  <いくり>

(ログ08より) 知ってるしっぽ2  <kei 他>

 

 
それさえもおそらくは平凡な日々 -kei

  2006/09/20(Wed) 16:53

 

【レイ編】

 

隊長にお借りした書誌をライブラリに返しに向かう途中、階段でマダム・ソニーとすれ違う。
彼女は俺に、いつも通り優雅にお辞儀をし、俺も其れに倣って返す。

彼女にしろ、この屋敷に居られる先住民の方々は皆上品で、礼儀正しく、知的だ。上流階級の出であることが雰囲気からでもよく分かる。
隊長の祖先は北欧の貴族だったと聞いた事がある。
確かにあの美事なプラチナブロンドと青い目は古式ゆかしいアングロサクソンのそれだ。
最も、異種交配の進んだ現在の地上では、あそこまで遠い祖先の特色を持っている人間はもういないだろうけど。

……元隊長は、お母上が東洋系なのだとか。
藍色の髪や独特な色合いの肌は、その血の表れなのだろうか。

書庫に入ると先客が居た。
シンだ。
シンが本…絵本を読む…と言うか、見てる…こと自体は、実はそう珍しいことではない。
だが、書庫の厚い絨毯の上に座って絵本を開いているのは珍しい。

「もー! いいから! まだここ見てるから!」

そう抗議して、小さい手で何かを追い払うような仕草をするのでそちらを”よく見れば”、邪険にされたサー・ジュールが俺に肩を竦めて見せた。
彼は、隊長と何処か面差しが似ている。

「シン、暗いところで本を読んでると、元隊長に怒られるぞ」
「ちゃんと見えるもん」

コーディネイタードッグの視力は夜目も効く。
貴重な紙の書簡を保護する為に、この部屋は屋敷の中でも極端に暗いのだが。

「それにアスランさんここには来ないもんね」

シンの言う通りだ。
元隊長は”見える物を認めたくない”らしく、極力、ここへは近寄らない。
そんなこと言ってたら、この屋敷にだっていられそうもないと思うが。

「だけど隊長はここに来るぞ」

そう言ってやれば、シンは慌てて絵本を閉じて持ち上げて。
それから

「レイ、トームス取って」

シンが指差す本棚、錆びた、グレイがかった色の背表紙の間に、少しだけ派手な赤い文字でその名の絵本が誇示している。
ちょっと俺でも届かない。
専用の踏み台を移動させようとしたら、『トームス絵本』はスルンと、きっちり挟まっている本と本の間から抜け落ちて、音も無く絨毯に落ちた。

「やりぃ!」

シンは嬉々と絵本を取り上げると、さっさと書庫を出て行ってしまう。

俺は先程まで絵本のあった辺りを見上げた。
サー・ジュールは、再び肩を竦めて見せる。笑って。
シンの代わりに謝礼し、俺も目的の本を見つけるとそれを持って下に向かった。

まったく。
シンは感じられるらしいのだが、彼らの存在そのものに関しては理解不能なので実に半端な態度になってしまうのだ。困ったものだ。

 

リビングに入ると、シンは絵本の中の機関車を真似てお絵かきの最中だった。

「誰かいたか?」
「はい。サーがおられました」
「ほう。珍しいな」
「シンが遊んでもらっていたようです」
「誰が何処に居るんだ?! その訳分からない会話やめろ!」

俺と隊長が話していたら、元隊長が涙目でそう訴えてきた。

この人は、とても鋭い。
本当は彼らのことだって分かっているはずなのに、認めない…認めたくない、のだ。
困ったものだ。

「シン!上に誰かいたか?!いなかったよな!誰もいなかったよな!」
「レイがいたー」
「そうじゃなくって!他に誰か!」
「えー?」

…この人って、分からない。

この飼い主にしてこのわんこ在りと言う。
確かにどちらも困った人たちなんだけど。

でも。

 

シンの描く絵には、時折、肩を竦める人物が描かれていたりする。

 

もー!可愛いったら! -いくり

  2006/09/20(Wed) 22:41

 

「もー! いいから! まだここ見てるから!」
が可愛いっす!
なるほど。
シンは、邪魔されたら「ヤダー!」ってなっちゃうけど、いいことしてもらったら「やりぃ!」で済んじゃうんだな。
シンのオツムじゃあ、それもまたしょうがない。
しょうがないから、問題はご主人様だな!
しかしそんなにいるお家に住んでて、しかもよく一人っきりになってるのにこの人はー!

ところで。
見えるけどミトメタクナーイアスランには、きっとこんなジレンマも。

 

白い肩に、うっすらと残る傷跡を指で辿り、イザークは抱き込んだアスランの、額の生え際にキスをした。
そこにも、また、癒え切らない傷が隠れている。
うっかりとびっくりが重なったとはいえ、あの子犬がこのイザークですら敵わなかった「英雄」にここまでの傷を負わせたのだ、まったくもって、世の中はこう・・・どうかしている。

「しかし落とされて、よく、生き延びたな」

そう言った声には、呆れの上に、安堵の色が強く乗っていて。
しかしアスランは、そんなことがわかるほど、聡くはないから。

「いや、あれはニコルが右だって・・・・」

何気なくそう言いかけて、口をつぐんだ。
墓穴だ。
大墓穴だ。

「ニコルが、どうした」

イザークに撫でられた額に、嫌な汗が流れる。

だらだら。
だらだらだらだら。

アスランの思考は、死んだ戦友への思いと、自分の主義主張との間でぐるぐる回る。
ぐるぐるぐる。得意のハツカネズミ回路が回る。

「・・・・聞くな」

そうして、やっと言えたのはそれだけで。

イザークは、何も言わずにぐるぐるしている奥様にキスをしながら、過去にばかにしていた戦友に、心の底から感謝した。
二度にわたって、アスランの命を救ってくれた彼に。

 

 

 
ハチミツより甘いよ! -いくり

  2006/09/20(Wed) 01:04

 

シンは、子わんこです。
子わんこなので、甘いもの大好きです。
朝のトーストには、いつも、たーっぷりのハチミツ。
ジャムなら、ご主人様とおそろいの桃がお気に入り。

でもね、今日はね、メープルシロップがあるんです。
地球まで、また、フラれに行ったディアッカのお土産です。

「ミリアリア・ハウは、今、大西洋連邦なのか?」

シロップの壜についた、赤い葉っぱのマークを見てご主人様が言いました。

「そのようだな。・・・おい小僧、直に舐めるな!」

メープルシロップは、甘くて美味しくてシンは大好き。
トーストにたっぷり。
スプーンにもたっぷり。
もちろん、お口にもたっぷりですv

「やめんか、小僧」

でも、旦那様は嫌ーな顔。
だってこれ、ほんとにすっごい甘いんですもん。

「馬鹿者、そんなにつけるな!」

二枚目のトーストに、ぼたーっとシロップ塗ったシンを見て、旦那様はシンの抱えた壜をひったくります。

「返せようっ!」

シンは、手足としっぽをばたばたさせました。
スプーン持ったまんまだし、お手手にもシロップべったりだったので、椅子にも床にもテーブルにも、ご主人様のほっぺたにも。
シロップ飛んじゃってさあ大変!

「小僧っ!」

片手に壜、もう片方の手にシンを捕まえた旦那様は、シンの方を、ぽーんとご主人様に放りました。

ご主人様のお膝に、メープルシロップの、肉球スタンプ、べたり。
ご主人様のお胸に、メープルシロップの、お口の形、べたり。

「うわお前、何するんだよ」
「洗って来い。丁度いいだろ」

べったべたのシンを受け止めたご主人様の、白いほっぺに付いたメープルシロップを、旦那様はぺろりと舐めました。

「甘いな」
「お前な・・・」

ちょっといい雰囲気になっちゃったご主人様と旦那様の下で。

「ごはんー!」

そんなのわかんないシンが、まーたばたばたしちゃいます。

「わかったよ・・・ほら、洗ってきたらな?」
「仕舞われちゃうよぅ!」
「こんなにつけてまだ言うか!」

そうして、ディアッカのお土産は、たちまち台所の奥で厳重保管になりました。

 

しょうがないので、シンはディアッカにお電話です。

「ディアッカ!また『たいせーよーれんぽー』行ってよ!お土産、隊長に取られちゃったよぅ!」
「いや・・・俺、しばらくあの辺行けないから・・・・」

甘ーい甘いお土産は、苦ーい苦いディアッカの、失恋の味なのでした。

 

 

 
り○ぷーるじゅうじぐん♪ -せお

  2006/09/26(Tue) 08:50

 

シン「ねーねー、『りまぷーるじゅうじぐん』ってなぁに?」
ラク「りま…ぷーる…?」
レイ「“リバプール”です」
ラク「まぁっ!!(ポッと頬を染める)」
レイ「…(嫌な予感)」
ラク「(このわんこちゃんも大人になったのですね♪)いいですか?“リバ”というのは…そうですねぇ、何時もは“攻め湯”に入っていらしゃる殿方が“受け湯”に入り、“受け湯”に入っていらっしゃる殿方が“攻め湯”に入るみたいに、互いの立場を入れ替えながらプールで仲睦まじくなさる事をいうのです」
シン「でも、“せめゆ”と“うけゆ”にべつべつにはいったら、なかよくできないよ?」
ラク「そうですわねぇ…(ちょっと寂しそう)」
レイ「いえ、そういう事では」
シン「あ!そうか!!そーゆーの、“こんよく”ってゆーんだ☆」←温泉は温かいプールだと思ってる(^^ゞ
レイ「いや」
ラク「きっとそうですわ!とっても博識ですのね♪」
シン「それって“かっちょいい”?」
ラク「ええ、とっても格好良いですわ♪」
シン「わ〜〜いっ、俺って“はくしき”〜〜〜♪ で、“じゅうじぐん”ってなぁに?」
ラク「アスランとイザーク様の様に平和の為に戦う殿方の事ですわ」
シン「じゃあ、アスランさんと隊長が“こんよく”で仲良くするのが『りまぷーるじゅうじぐん』なんだね!?」
ラク「きっとそうですわね♪」
レイ「…(2人に気付かれないように退室)」
シン&ラク「「♪ さあしゅっぱつの〜 ドラがなる〜」」

 

keiさま…すみません m(_ _)m
美味し過ぎるネタだったので、こちらにも投入しちゃいましたぁ!
シンはね、お歌の事だからラクス様に聞きに来たのですよ、『リバプール十字軍』♪

 

サビしか分からなかった! -kei

  2006/09/26(Tue) 11:24

 

リバプール十字軍〜無事でいてくれあなた〜
リバプール十字軍〜恋敵も〜今は今は戦友さ〜
もしも〜どちらか生きながらえたら〜
もしも〜どちらか生きながらえたら〜
お前の分まで〜お前の分まで〜
幸せにすることを〜誓おう〜

……破壊力『ニーベルング』級っす!

 

名湯 りばゆ温泉 -せお

  2006/09/27(Wed) 09:06

 

ある日、旦那様がご帰宅遊ばしますと、リビングのソファで奥様が寛いでおられました。
…が、

「おい、貴様、そんな物を持ち出して一体どうした?」
「ん、これか?」

奥方が何とはなしに玩んでおられるのは、旦那様から贈られた思い出のナイフ。

「実はカガリからこんな物が届いたんだ」

そう言って奥方はパンフレットらしき物を差し出しました。

「『名湯 りばゆ温泉』?」
「オーブ政府直轄で新しい保養施設を造ったから、俺達も一度遊びに来いってさ」
「ソレは良いが…ソレとコレに何の関係が…むむっ?」

パンフレットに目を落としていた旦那様がある注意書きに気付いたのを確かめると、奥様は照れ臭そうにこう宣いました。

「このナイフの柄、握った感じが“俺の”に似てるって、お前、そう言ったろ?」
「…言った…か…?」
「でさ、俺、ソッチの方はあまり経験がないだろう?だから、その、役に立たなかったらお前が可哀想だから」
「だから…何だ?」

旦那様の額には気のせいか脂汗が浮かんでおります。

「だから、“俺の”が役に立たなかったら、その、代わりにコレを使おうかと」
「いらん事を考えるなっ、キシャマはーーーっ」

 

どうする、旦那様(笑)?

 

……え? -kei

  2006/09/27(Wed) 09:49

 

このナイフの柄、握った感じが“俺の”に似てるって

……え?

>ソッチの方はあまり経験がないだろう?

……え? ちょっとはあるんすか?
って、ちょっと待ってくれ!イザアスイザってなんすかー?!
「イザークに迫られてアスラン蹴り。イザーク反撃」あ、こういうことか?なーんだ。いつもと同じじゃーん(^▽^)。
良かった良かったv

うわーん!いくり殿オイラ泣いちゃう〜!

 

イザ「そんな湯には入らんし入る必要もないわ!」
アス「…なんだ。ちょっと試してみたかったんだけどな…」
イザ「あのな」
アス「たまにはさ。俺だって男だし」
イザ「男云々の前に、貴様、俺を抱きたいと思うのか?」
アス「え?」

思案中……

イザ「だからアスラン・ザラなんだ。貴様は」

言いつつソファに押し倒す旦那様。

イザ「小僧たちは?」
アス「…もう、寝た…」

 

やっぱ自然が一番さ!

 

 

 
赤い花 -いくり

  2006/09/25(Mon) 00:19

 

去年、土を入れ換えたばかりの庭の隅に、真っ赤な花が咲いたのは、気温設定が低めに調整されだした頃だった。
その花は、アスランの見たことのない花だった。

「曼珠沙華だな。農業用地から運ばせた土だから、球根が混じっていたんだろう」

イザークの説明に、「へー」と気のない返事をして。
しかしアスランはシンを連れて、てこてことその花を見に行った。
だって、その花はあんまり真っ赤で、綺麗だったから。
しかし、喜んでついてきたシンは、アスランが花に近づくと、ズボンの裾を掴んでイヤイヤと首を振った。

「アスランさん、行っちゃだめ!」
「どうしたんだ?シン」
「だめー!」
「ほら、花、キレイだぞ?」
「触っちゃだめーーー!」
「シンの目みたいな色だぞ?」
「やだーー!」

ヤダヤダと、とうとう泣き出してしまったシンを抱えて、アスランは首を傾げながら、またてこてこと戻ってきた。

「どうしたんだろうな?」

心底不思議そうなアスランに、ぎゅうっとしがみ付いたままのシンを見下ろして、イザークは感心したように、その頭を撫でてやった。

「あの花には毒があるからな。それを本能で嗅ぎ取ったんじゃないか?」
「毒?」
「ああ。まあ俺たちなら、少し食ったくらいじゃどうってことないが」

しかし、この小さな生き物には、泣くほど怖いものなのだろう。
アスランもイザークに倣い、まだうぐうぐと泣いているシンの背中を、やさしく撫でてやった。

「そうか、だから俺が近づこうとしたのを止めてくれたんだな」
「あれ、だめなんだもん!」
「ああ。俺が悪かったよ」
「そうだよ!!」

ばっと顔を上げて、じいっとアスランを見上げたシンの瞳は、泣いたせいで、いつもよりも真っ赤だった。
あの花よりも、真っ赤だった。
その瞼に、アスランはそっとキスをしてやった。

「助けてくれて、ありがとうな。シン」

シンは、ぱちぱちと瞬きをしてから、急に機嫌を直してにこにこ笑った。
アスランも笑った。

 

ジュール家の庭の曼珠沙華は、根ごと掘り起こされて、公園の植物園へともらわれて行った。
アスランは、後でそれを見に行こうと思った。
シンの目と同じ色の、同じ焔を宿した花を。

 

※後でってアスラン、彼岸花は一日二日で色あせるぞ!
しかし園芸用にも毒草って多いんですよね。
彼岸花がダメなら、シン、スズラン(ほんとに死にます)なんか見ただけで泣いちゃう!

 

 

 
Datura metel L. -いくり

  2006/09/26(Tue) 23:58

 

窓から差し込む月明かりが、アスランの白い体を照らしていた。

「んっ、ぁ・・・」

アスランが身をうねらせるたび、白い肌の上を、淡い光と影とが滑り落ちる。
そうして、思いがけない深さで、イザークに毒のような快楽を与えていく。

そう、この体は、毒だ。
白い肌の美しさで男を誘い、甘い毒で惑わせ、狂わせていく。

「暴れるな・・・馬鹿者」

しかし、イザークには、もうこの毒は効かない。
慣れた体に、慣れた快楽。
既に、慣れた、毒。
それを、中毒と言うのかも知れないけれど。

その奥の深みに、イザークを食んで。淫らにに咲き乱れる白い花。

昼間は、とぼけた顔をして、仔犬を追いかけていればいい。
しかし、夜は。

再び開く新たな蕾が、いっそうの色香で咲き誇るから。

 

一夜ごとに咲く。
毒を含んだ、イザークだけの、花。

 

その毒の名は -せお

  2006/09/27(Wed) 09:11

 

ダチュラの毒は、麻痺と幻覚と興奮。

アスランという名の毒。
危険で美しいです!

 

 

 
知ってるしっぽ2 -kei

  2006/09/27(Wed) 12:10

 

リバへの復讐のルサンチマン!←かぶってる…子わんこだけに…。

 

シン、積み木並べる。
青い赤い黄色いの。
それからピンクも並べる。

シン、ハロも並べる。
キシャマーとチビジャナーイとツクシンボー。
ハロ足りないから、アヒルさん並べる。

シン、いろいろ並べる。
旦那様のペン、ご主人様のねじ、あと、いろいろ。

全部順番に並べる。

いちばんおっきぃのは隊長。
次はアスランさん。
それからレイ。

俺。

シン、お風呂上りに確認してみる。
ちょっと毛皮掻き分けて捜す。

「俺のあったー!」

秋田犬になったら、レイよりおっきくなるかな。
アスランさんよりおっきくなりたいな。
隊長くらいになったら、すごいな。

本日シンがお部屋に作ったオブジェの意味は、丸まったしっぽだけが知っている。

 

■知ってるしっぽ3■

 

「おい」
「………」
「おい、小僧」
「コゾーじゃない!」
「なんだ、じゃぁやっぱりチビか」
「チビじゃないもん!」

すっかり拗ねて背中を向けたまんまのシンを、イザークはにやにやしながら実に楽しそうに眺めている。
一緒に暮らすようになって初めて知った。
こいつにこんな一面があるなんて。
実直で曲がったことの許せないイザーク・ジュール。
怒りっぽいけど、情に厚い彼は、所謂正義の味方、ヒーロー気質と言って過言ではない。
見かけを裏切る熱血漢ぶりも、そんな性格の表れと思えば納得できる。

 

人望も、ゆえに、ある。

 

でも知らないんだろうなぁ。
ジュール隊でも、知ってる奴は限られてるんだろうなぁ。

まさかね。
まさか、イザークが、いじめっ子気質だったなんて。

…サドっ気があるのは知ってたんだ。その…まぁ極々限られた場面でのみそれが発動するということは。…俺しか、知らないんだと思うけど。

……他に知ってる奴がいたら、イザークに明日は無いけど。

でもまさかな。
シンに…と言うのか、自分より明らかに弱い、保護すべき存在にまで、それが発せられるとは。

 

休日の午後、めずらしく静かに絵本を読んでいたシンに、イザークがちょっかい出したのが切っ掛け。
シンがまだ上手に読めないのが分かっていて、わざと言いにくい単語ばかり指して「読んでみろ」なんて言うから。
それでシンが読めば馬鹿にするからさ。
シン、癇癪起こしてすっかり拗ねちゃったんだ。

「チビでも小僧でもないか。それなら冷蔵庫のケーキは誰が食うんだ?」
「俺だもん!」
「俺とは?」
「シンだ!」
「シンって言うのは、うちにいるチビのことか?」
「チビじゃねぇ!」

頑固に背中を向けたまんまシンは怒鳴るんだけど。

でもな。

ケーキって聞いた直後から、丸いお尻にくっついてるしっぽが揺れちゃってるぞ? シン。
時々、頑固で素直じゃないシンの、だけどいつでも素直なしっぽ。
それが嬉しくてぶんぶん振られるのを、イザークは楽しそうに見ている。

拗ねちゃったシンのご機嫌を治すのに、ミネルバ時代は相当苦労したんだけどな。
イザークはいいよな、秘密兵器があって。

…なんて考えてたら、なんか、面白くない。

…今夜は、俺も、拗ねてやる。

 

しっぽv -いくり

  2006/09/27(Wed) 23:49

 

> 本日シンがお部屋に作ったオブジェの意味は、丸まったしっぽだけが知っている。

アス「全部並べたのか。凄いな、シン」
シン「順番なんだよ!」
アス「ああ、ちゃんと大きい順だな。でも終わったらちゃんと片付けろよ」
シン「終わらないもん。順番なんだもんーー!!」

言い当ててはいるのに、当然わからないご主人様。
ぴこぴこしっぽだけが知ってるのだなv

ところで、シンはハロと並べた場合、自分がアヒルさんなのだと自覚があるんだね・・・
現状を正しく理解しているのはいいことだ!
将来に対する予測がサッパリでもな!

旦那様もさ、割とキツキツの子供時代を過ごしてた感じだし。
こういうところで、童心に返って苛めっ子しちゃっても仕方ないのさv
機嫌を治させる方法もばっちりだしなぁ・・・
でもSEEDの時から見てると、イザークは普通に苛めっ子だと思うぞー!

> …今夜は、俺も、拗ねてやる。
は可愛いけども、
> ……他に知ってる奴がいたら、イザークに明日は無いけど。
が怖いっす奥様ーーー!

 

秘密兵器♪ -せお

  2006/09/28(Thu) 09:06

 

>…今夜は、俺も、拗ねてやる。

でもね、結局餌付けされそう♪
上から下から(…え?)両方のお口にね☆

わんこのしっぽ!
ぴこぴこふりふりが可愛いっす(>_<)
…ウチで昔飼ってたのはしっぽ切っちゃう犬種だったからなぁ…